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コラム

column

AI FOR CARE
人間に寄り添うAI

喀痰吸引等研修及び医療的ケアを行う介護スタッフに大きな示唆
著者/監修プロフィール

株式会社プレゼンス・メディカル 創業会長兼CEO今西和晃
/ Tomoaki Imanisih

医療、健康、教育、環境など、多岐にわたる分野での社会貢献を目指し、プレゼンス・メディカルを設立。日本の医療・介護分野において「技術の革新」をキーワードに、数々の新しいケアプロトコルを生み出し、業界に貢献している起業家である。M&Aやベンチャーキャピタルの分野で多数の事業を手掛け、その経験と知識を活かして、日本の介護業界にイノベーションをもたらすプレゼンス・メディカルを設立しました。
同社のCEOとしても活躍し、研修や喀痰吸引に関するコラムを通じて、事実に基づいた医療的ケアの意義や役割を啓蒙している。その知見は、今後の介護業界の発展に大きく貢献することが期待される。
2014年から500施設以上の施設経営者と直接対面を行い、現場における課題解決に向けた対談多数。公益社団法人 全国老人福祉施設協議会でのセミナーを全国28都道府県で実施。

2024.01.13

喀痰吸引等研修及び医療的ケアを行う介護スタッフに大きな示唆

高齢化が進む日本において、介護の需要はますます高まっている。しかし、介護士の不足や過重労働、低賃金などの問題も深刻化しており、介護の質や安全性を確保することが困難になっている。

そこで、AIが介護の人材育成にどのように貢献できるのかという問いが、ますます重要になってきている。

AIは、介護の人材育成において、教育や研修の内容や方法、評価やフィードバックの仕組み、キャリアやモチベーションの支援など、様々な分野で活用される可能性がある。

例えば、AIを搭載した教材やシミュレーション、ゲームなどの技術は、介護の人材育成において、実践的で効果的で楽しい学習体験を提供することができる。

また、AIは、介護士の学習履歴や成果、嗜好や志向などのデータを収集や分析を行うことで、介護士の強みや弱み、適性や適職などを把握し、介護士に合わせた教育や研修のプランやアドバイスを提供することができる。

AI技術の進歩は、介護の未来をも創りだすことができる技術だ。AIが介護の新たな可能性を創造することで、介護業界全体のさらなる発展に貢献することができるだろう。

結末:

しかし、AIは介護の人材育成において、万能な解決策ではない。AIは、介護士の学習や成長を促進するだけでなく、介護士の学習や成長に対する責任や負担を増やすこともある。

また、AIは、介護士の個性や特性を尊重するだけでなく、介護士の個性や特性を制限することもある。

AIは、技術的な問題だけでなく、倫理的や法的な問題、人間的な問題にも目を向ける必要がある。そして、介護士の意見や感想も聞く必要があるだろう。