PAGE TOP

コラム

column

AI FOR CARE
人間に寄り添うAI

介護施設経営者がAIを導入する5つのメリット(1)
著者/監修プロフィール

株式会社プレゼンス・メディカル 創業会長兼CEO今西和晃
/ Tomoaki Imanisih

医療、健康、教育、環境など、多岐にわたる分野での社会貢献を目指し、プレゼンス・メディカルを設立。日本の医療・介護分野において「技術の革新」をキーワードに、数々の新しいケアプロトコルを生み出し、業界に貢献している起業家である。M&Aやベンチャーキャピタルの分野で多数の事業を手掛け、その経験と知識を活かして、日本の介護業界にイノベーションをもたらすプレゼンス・メディカルを設立しました。
同社のCEOとしても活躍し、研修や喀痰吸引に関するコラムを通じて、事実に基づいた医療的ケアの意義や役割を啓蒙している。その知見は、今後の介護業界の発展に大きく貢献することが期待される。
2014年から500施設以上の施設経営者と直接対面を行い、現場における課題解決に向けた対談多数。公益社団法人 全国老人福祉施設協議会でのセミナーを全国28都道府県で実施。

2024.01.22

介護施設経営者がAIを導入する5つのメリット(1)

AI(人工知能)は、介護業界において、さまざまな可能性を秘めた技術として注目されています。AIを導入することで、介護施設経営者は、以下のようなメリットを享受することができます。

1. 利用者の健康状態の把握と改善

AIは、利用者の体温や血圧、心拍数などの健康データを測定し、記録し、分析することができます。これにより、利用者の健康状態を常に把握し、病気の兆候やリスクを早期に見つけることができます。また、利用者に最適な治療法や薬を提案することも可能です。

具体的なメリット

  • 利用者の健康状態の変化を早期に発見し、適切な対応を迅速に行うことができる
  • 利用者の入退院や転院を減らし、利用者のQOLを向上させることができる
  • 医療機関との連携を強化し、利用者の健康を総合的に管理することができる

2. 利用者の自立度と活動性の向上

AIは、利用者の外出や移動をサポートしたり、楽しいコンテンツやゲームを提供したりすることで、利用者の自立度と活動性を向上させることができます。また、利用者の趣味や興味を知り、それに合わせた情報やサービスを提供することで、利用者の生活に潤いを与えることもできます。

具体的なメリット

  • 利用者が自立した生活を送り、生きがいを感じることができる
  • 利用者の認知症やうつなどのリスクを軽減することができる
  • 利用者の家族の負担を軽減することができる

3. 職員の負担の軽減とスキルの向上

AIは、職員と利用者との会話や情報の伝達をサポートしたり、利用者の感情やニーズを理解したりすることで、職員の負担を軽減することができます。また、AIは、職員に最新の技術やトレンドを教えることで、職員のスキル向上を図ることも可能です。

具体的なメリット

  • 職員が本来の業務に集中し、利用者に質の高いサービスを提供することができる
  • 職員の採用や育成のコストや時間を削減することができる
  • 職員のモチベーションや満足度を向上させることができる

4. 施設の競争力とブランド力の向上

AIを活用した介護と医療の連携サービスは、利用者や家族から高い評価を得ることができます。また、AIを活用することで、施設の効率化やコスト削減を図ることができるため、施設の競争力とブランド力を向上させることができます。

具体的なメリット

  • 利用者や家族からの信頼や評価を高め、施設の知名度や人気度を向上させることができる
  • 施設の収益や利益を向上させ、経営基盤を強化することができる

5. 社会的貢献と未来への挑戦

AIを活用した介護と医療の連携サービスは、高齢者の健康や生活の質の向上に貢献することができます。また、AIを活用することで、介護業界の革新と発展を推進することができます。

具体的なメリット

  • 社会的な課題である高齢者の健康や生活の質の向上に貢献することができる
  • 介護業界の新たな価値を創造し、社会に貢献することができる

まとめ

AIは、介護業界において、利用者の健康や生活の質の向上、職員の負担軽減、施設の競争力とブランド力の向上、社会的貢献など、さまざまなメリットをもたらす可能性があります。介護施設経営者は、AIの可能性を十分に検討し、導入を検討してみてはいかがでしょうか。